この記事では、地震に強い家づくりは何をすればいいのかと、耐震性にこだわる人に見てほしいポイントを紹介します。
「地震に強い家づくりってどうすればいいの?」
「耐震性にこだわる人が見たポイントってどこ?」
家は一生に一度の大きな買い物。
日本に住んでいる限り地震は避けられないけど、なるべく地震に強い家づくりをしたいよね!
- 地震に強い家づくりをしたい人
- 地震に強い家づくりの方法を知りたい人
- 地震に強い家かどうか自分でチェックしたい人
家づくりってたくさん選ぶことがあるけど、情報が多すぎて情報迷子になることってない?
おふみも狭小住宅の情報を必死に集めて疲弊した経験があるよ…。
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地震に強い家づくりとは?
「世界の地震の10%は日本で起こる」といわれるほど地震の多い日本。
せっかく建てた家が地震で倒壊…なんてことは避けたいよね!
ここでは、どんな家が地震に強いかを解説していくよ!
それぞれ詳しく見ていこ〜♪
地震で知っておきたいキーワード
地震に強い家づくりを解説する前に、知っておきたいキーワードに触れておこう◎
地震の知識があると、この後の解説がグッとわかりやすくなるよ!
まずは地震の仕組みから見ていこう!
地震は地球内部の岩盤がずれることで発生する現象だよ。
「震度」は地震の強さを表し「マグニチュード」は地震が影響を及ぼす範囲のことを表します。
この他に注目したいのが、建物に大きな影響を及ぼす3つのキーワード!
- gal(読み:ガル、意味:加速度)
- kine(読み:カイン、意味:速度)
- 周期
「gal」「kine」はハウスメーカーのHPにも記載されていて「〇〇gal、〇〇kineまで耐えました」と書かれることがあるの。
どちらも数字が大きければ大きいほど建物に及ぼす影響が大きく、galでいうと能登半島地震では2826gal、東北大震災では2934galでした。
とても大きな加速度といえます。
「数字が大きい=建物が倒壊しやすい」わけじゃなく、他にも建物に影響しているのが「周期」だよ!
実際に阪神淡路大震災では818galだったのにも関わらず、たくさんの家が倒壊してしまうことに…。
原因は、周期の中でも「揺れやすい周期」で大きく揺れていたからなの。
家づくりをするときは「gal」「kine」の他に「周期」にも注目していく必要があるんだよ!
地震の揺れが建物にどんな影響を及ぼすかわかったところで、いよいよ地震に強い家づくりの方法を見ていこ〜◎
①地震に強い構造であること
現在、家の構造は以下の3つが主流となっているよ。
- 木造軸組工法(在来工法)
- 木造枠壁工法(2×4、2×6)
- 鉄骨造
地震に対する強度は①→②→③の順で強くなり、鉄骨造の地震に対する強度は木造軸組構法の1.5倍といわれます。
木造でも構造計算をしっかりしていれば、鉄骨造と同じ程度の強度が得られるよ!
例外として、ハウスメーカーの中には構造計算しなくても強度が担保されるところもあるんだ。
「型式適合認定」という、かなり取得が難しい認定を受けている場合だよ!
構造計算には費用がかかるから、あまり費用をかけたくないな〜という人は「型式適合認定」を受けているハウスメーカーを選ぶのがおすすめだよ〜♪
②地震に強い地盤であること
地震に強い家づくりには地盤も大事だよ!
鉄骨造の家を建てても、地盤がしっかりしていないと地震で家が傾いた…なんてことに。
よく聞く「地震による液状化現象」は、砂粒の間の水が地震によって地表に吹き出し、地盤沈下してしまうこと。
砂粒の間に水を多く含む土地に家を建てた場合、液状化で家が傾いてしまう可能性が大きいよ。
しっかり地盤改良をするのも大事だけど、これから土地探しをする人はなるべく丈夫な地盤を見つけるのがおすすめ◎
ただ、土地の地盤の状態が確認できるのは、土地を購入してから行う地盤調査の後なの。
地盤の状態がわからないまま購入するのって不安だよね…。
そんなときは過去の地盤調査の結果を公開しているこちらのサイトをチェックしてみて!
建てたい土地周辺の情報が見れるから、なるべく地震の影響が少ない土地を探したいときに役立つよ◎
耐震性にこだわる人に見てほしいポイント
ここまで、どんな家が地震に強いか解説してきました!
構造と地盤が大事なんだね◎
ここからは耐震性にこだわる人に見てほしいポイントを解説していくよ〜!
さっそく順番に見ていこう◎
①制震装置がついているか
制震装置とは、地震で起きる揺れのエネルギーを抑えて、家が損傷するリスクを減らす装置のこと。
1階の柱につけることが多く、車のサスペンションに似た大きいバネのようなものだよ!
制震ダンパーとも呼ばれます。
家への影響を最小限にして家具などが倒れるのを防ぐ役割もあるんだよ。
家自体の強度が強ければ、制震装置がなくても地震で損傷するリスクは少ないのでは?と思うけど、実際はちょっと違うの。
地震は本震・余震など含め数千回以上に及ぶことがあるんだよ!
実際に東日本大震災では、発生後1年の間で震度1以上の余震がおよそ7,600回あったそうです。
数千回以上の揺れを経験していくうちにビスや金具などが緩んでしまうことがあって、何度目かの大きな地震で家が倒壊…という可能性も。
制震装置があれば、1回1回の地震の揺れのエネルギーを抑えてくれるから、家への影響を最小限に抑えてくれます◎
制震装置のおすすめハウスメーカーは積水ハウス。
積水ハウスの制震装置「シーカス」は、地震のとき家の変形を2分の1以下まで抑えてくれるよ~♪
さらに、今まで課題といわれてきた制震装置に使われるゴムの劣化対策に成功◎
積水ハウスでは1997年から制震装置の研究をしていて、最終的にたどり着いたのが「シーカス」なんだよ!
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②建築基準法以上の基礎か
建築基準法以上の基礎かどうかも大事なポイントだよ〜。
建築基準法とは、建築物の敷地・構造・設備・用途に関する最低の基準を定めた法律のこと。
最低限の基準だから、クリアしているのは当たり前の基準だよ!
最近は建築基準法でクリアするレベルより、もっと強い基礎が必要という流れになっているんだ。
他に大事なのは床下の換気。
日本は湿度が高いため、床下が湿気で傷まないように以前は基礎に穴をあけて換気口をつけていたの。
今は基礎に穴をあけると耐震性が落ちるため、基礎と部材に隙間をつくる工法が主流!
しっかり換気ができると、湿気で床や柱が傷んだり傷んだところがシロアリに食べられてしまったり…というリスクが減らせるます◎
基礎は家を建てると見えなくなってしまうけど、やり直しが効かない部分だからとても大事!
最初にどのような施工をするのかしっかり確認して、基礎工事中に現場を見たり、写真を撮っておいたりしておくと安心だよ。
「素人だし、基礎のどの辺を確認すればいいかわからなくて心配…」
そんなときは、ホームインスペクター(住宅診断士)に頼るのもおすすめです◎
住宅のプロがしっかりチェックしてくれるから安心だよ♪
建築基準法以上の基礎づくりでおすすめなのは一条工務店!
基礎の立ち上がりの厚み・高さにおいて建築基準法を上回っていて、一般の基礎よりも太くどっしりとした、異形鉄筋を配置しています。
一条工務店独自の厳しい基準で、安心・安全な家づくりが叶えられるよ!
基礎にもこだわりたい人は一条工務店を要チェック~♪
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③耐震等級3を取得しているか
耐震等級とは、建物の耐震性能を表す指標のこと。
地震に対する建物の倒壊・損傷しにくさを基準として、耐震等級1〜3の3つのレベルに分けられています。
等級の数字が大きいほど耐震性能が高く、耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の強度と定められているの。
警察署や消防署など、防災の拠点となる建物のレベルだと耐震等級3が必要になるよ。
一般住宅であれば、耐震等級1が建築基準法をクリアできる最低ライン。
間取りを優先した結果、耐震等級が下がるという場合もあるから、設計士さんに相談しながら間取りを考えてね!
ただ、最近はほとんどの新築住宅で耐震等級3を取得しているみたい。
耐震等級3を標準仕様にしているハウスメーカーでおすすめなのは住友林業です。
住友林業の優秀なところは、木造で間取りの自由度がありながらも高い耐震等級を実現させるところ!
木造で3階建て、4階建てが実現できるのも住友林業の強みで、建物の強さを生み出せるのは「BF構法」という独自の構造のおかげだよ◎
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④構造計算をしているか
構造計算をしているかも大事なポイント。
建物の安全性を確認する計算方法は、構造計算を含め大きくわけて3つあるよ!
計算方法 | 構造安全性 | 取得 | 耐震等級壁量の検討 | 部材の検討 | 地盤・基礎の検討 |
構造計算 | 高 | 3 | ◎ | ◎ | ◎ |
性能表示計算 | 中 | 2.3 | ◯ | ◯ | ◯ |
仕様規定 | 低 | 1 | ◯ | △ | △ |
耐震性にこだわる人に見てほしいポイントは、構造計算をしているかどうか。
- 建物にかかる力と安全性を計算して明確にできる
- 木造2階建て以下の住宅や型式適合認定を受けている住宅は構造計算が不要
- 木造3階建て、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の住宅等は構造計算が必要
木造2階建てや木造平屋建ては、仕様規定をクリアしていれば建築して良いと法律で決まっているの。
木造で耐震等級3を取得している建物や長期優良住宅の場合でも、構造計算よりひとつ下の性能表示計算をしていればOKとされているよ。
義務付けされていないから構造計算を省略しちゃうハウスメーカーも。
耐震性にこだわる人には、構造計算をしているか必ず確認してみてね◎
構造計算でおすすめなハウスメーカーは三井ホーム。
三井ホームは計算方法についてもより高い安全性のために検討を重ねていて、かなり構造計算に力を入れているのがわかるよ~!
1棟ごとに社内で構造計算をしていて、大空間が必要な特殊な間取りは個別で構造計算事務所に依頼しているから、どんな間取りでも安心できるね♪
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【まとめ】地震に強い家づくりは何する?
ここまで、地震に強い家づくりは何をすればいいのかと、耐震性にこだわる人に見てほしいポイントを紹介しました。
今回のおさらいをしていくよ〜♪
構造と地盤、どちらも地震に強いことが大事だよね◎
これを踏まえて、耐震性にこだわる人に見てほしいポイントはこの4つだよ!
基準や計算方法にはいくつかのレベルがあるから、自分が建てようとする家がどのレベルのものか、しっかり確認してみてね◎
耐震性は目に見えない部分だから、人任せにせず自分でチェックすることが大事。
家づくりでは必要な情報を知っておくと、自分で正しい判断ができるし後悔するリスクが減らせるよ!
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